東京

先日、近所の大学の屋上にのぼった(なんて無防備な、いいかえれば開放的だこと!)。東京タワー、六本木ヒルズ、新宿、池袋サンシャイン、上野の丸井のビルまで、夜空にたくさんのビルが浮かび上がっている。そしてたくさんの光。高層ビルは必ずてっぺんに2つの赤い光が点灯することになっているようだ。

「東京だなあ」と思う。世界でも稀有なはずのこの大都市が、まるで自らの中心にあるようなこの生活。確かに個々の街は下町だったり、郊外だったりするのかもしれないけれど、総体としては間違いなく『東京』なわけで。
なんでこんなところに私はいるんやろうって。別に大阪に戻りたいわけではない。でも、東京こそが中心にあるような感覚だけは、持ちたくなくて。そんな感覚のなかで生きたくなくて。

どこに向かって叫べばいいのかな。

もしこどもが生まれることになったなら、今の状況では東京生まれになるんだろうか。大阪と広島の血が流れることになるんだから、それで十分問題ないのか。

来年はもしかしたら日本にいないかもしれない。しかし予定は未定ともいうらしく。