年末整理の日

2004年をデフラグする一日。レンジまわりのべたべたと格闘し、窓ふきをし...、でも大掃除(かなり小規模だけど)のときだけは、部屋の狭さに感謝。書類や手紙や支払い明細や頭の中も整理。

少しだけ積みあがっていた本にもとりかかる。しまうものはしまい、読んでいないものをもう一度整理する。これがけっこう積みあがってショック。大人になってしまったと思う。買った本を読まないなんてこと、ついこの1-2年まで絶対になかった。読みたいから買って、読んだ。シンプルな話だ。もうひとつの理由は、実は図書館派だったから。著者(の生活。印税)のことなんて考えてなかった。借りて読めばお金がかからない...。「書いた人のことを考えると、寝転がって本を読むことなんてできない」と言っている人に納得したこもあったけど、いまだに寝そべって読むこともあり。

今年、本についてもうひとつ変わったこと。これまでずっと、好きな読書は「現実逃避」のためにするものだったのに(つまり小説が大半だったのに)、今年読んだ本、買った本は「現実を逃避しないため」のものが多かった。正直なところ、ちょっと疲れた。
幸せな時間だったんだけどな。好きな作家がいて、ほわん、と別世界にはいりこめて、読み終わったあとに、また戻ってくるのが。

大学で必要でもないかぎり、新書というものすら私のラインナップには入っていなかった。人生とは変わるわけで。

でも来年はまた、「現実逃避」の時間も確保したい。